はじめての延吉、カルチャーサプライズ!

皆さまは中国の東北地方にある吉林省延辺朝鮮族自治州というところをご存じですか?

そこには中国の少数民族である朝鮮族が多く住んでおり、街中がハングルと漢字の2種類の表記で溢れていて、北朝鮮にほど近い南西部には白頭山(長白山)がそびえる、夏の後半にはすでに肌寒く冬は零下の極寒地域です。

今回は、わたしがそんな観光地としてはあまりポピュラーではないであろう延辺朝鮮族自治州の延吉市へ旅行に行った時のことをお話ししたいと思います。

 

それは2019年のことでした。恋人が久しぶりに帰省するとのことで、延辺朝鮮族自治州の延吉市に行くことになりました。いろいろ調べてウキウキで航空券を買い、両親に行ってくるよ~と伝えたところ、「どこそこ!ロシアと北朝鮮がすぐ隣なんて!危ないんじゃない!?」との反応…。確かにわたしも最初はそう思ったけれど、調べてみる限り街並みもキレイだし、現地人の彼もいるから大丈夫よ!と説得。なにより航空券は購入済みなので…。

最後の別れかのように両親に空港まで見送られ(大げさすぎ)、ついに8月末~9月始めに1人でセントレアから上海へ渡り、トランジットを経て延吉空港に着き、先に来ていた恋人と合流しました。まず最初に驚いたのはコンパクトな空港!飛行機を降りて10分しないうちに外に出られました。そして新品のスーツケースがサビ汚れまみれになっていたこと!(何故なの?)到着してすぐニヤニヤです。

また話に聞いていた通り、お店やホテルの看板、学校やバス乗り場など、街中のありとあらゆるところで朝鮮語と中国語の表記があったり人々が話していたりしていました。とっても不思議な感じです。

 

 

そしてこの旅でいちばんのサプライズな出来事は、初日の夜ご飯の時に起こりました。なんと恋人のご両親がせっかくだからと火鍋ご飯会に誘ってくれたのです!嬉しくも緊張しながらお店に行き、簡単にご挨拶をして、席に通されたと思ったらそこは広い個室…。こんな広い場所でのびのび食べるなんてと思っていたらビックリ!

知らないオジ様とオバ様が10人ほどズンズン入ってくる!朝鮮語と中国語を織り交ぜてにこやかに挨拶をしていただいたのですが全く分からず…。プチパニック状態のわたしに恋人が何とも言えない表情で「騙された!仲良し親戚一同大集合だ!」、と。なんでも日本に渡った息子が日本人の彼女を連れて帰ってくると聞いて、どんなもんやと見に集まっていただけたそう…。こんなことって日本では絶対にありえないですよね、人数の多さも出来事も。はじめての外国の地でカルチャーサプライズを受け、秋の冷え込む夜なのに1人で大汗をかいたのをまだ覚えています。

しかし人間、窮地に立たされるとすごいんです。脳のバグなのか完全アウェイな状況下でも楽しさすら感じられ、めちゃくちゃな中国語を喋りまくり、注文しすぎな量を無限に食べるフードファイターにもなれるんです!そしてお酒の乾杯(干杯)で大抵のことは乗り越えられるということも体験しました。

そんなこんなで何とか無事に数時間のお食事会を乗り越え、ハッピーに初日を終えました。この件があった翌2日目以降の旅行中は、もう何でもかかってこい!の気持ちでワクワクと自信に溢れ、元気に楽しく過ごすことができました!

 

また機会があれば、当時宿泊した北朝鮮の息がかかった(?)ホテルのことや、朝の市場で見た衝撃的な光景などについてもお話しできたらと思います。

自由に海外を飛び回れる日がまたやってきたら、皆さまぜひイーチャイナの先生の故郷や地方の都市などにも行ってみてください!大都市よりも楽しくておもしろい経験ができるかもしれません。個人的に延吉は中国と韓国の良いとこどりをしたような素敵な場所でオススメです!!