大人気ユーチューバーの中田敦彦さんがシンガポールに移住して話題を呼んでいます。遅れて出国した奥様とお子さんも、そろそろ2週間の隔離生活が終わる頃なのではないでしょうか。
中田さんが移住先をシンガポールに決めた理由は「旅行したときの雰囲気がよかったこと」。そしてもうひとつ、このような理由を述べています。「これからは英語と中国語は必要かなと思っていて、シンガポールでは学校でも、中国語は毎日1時間授業があるみたいで・・・」(※原文のまま)
もともと彼は子供の将来を見据えて、英語と中国語が学べるシンガガポールを選んだんじゃないか、と思っていたので「やっぱりね」と思いました。
実は私、一度だけ小学低学年の男の子の中国語レッスンのアルバイトを引き受けたことがありまして(※イーチャイナではありません、念のため)。その時中国人の先生から言われたのは「この子に何も教えなくていいから、中国語を話していて」ということでした。
聞くところによると、彼の父親の会社が中国と取引があって、そのため彼は小さい頃から教室に通わされているんだとか。とてもやんちゃな男の子で、教科書を見ようともしないのです。「なんという月謝の無駄使い」と思ったのですが、その直後、私の思いを覆す出来事が起きたのです。
焦った私が必死で引き出した彼の一言、二言の中国語の発音がネイティブそのもの、私なんぞ足元にも及ばないほど上手だったのです!彼の口から出たネイティブのような中国語を聞いて、「幼い頃にネイティブの中国語に触れさせておくことは、こんなに意味のあることなんだ」と思い直したのです。
英語は学校の必須科目、でも、中国語は違います。
これからの世界情勢を考えると「子供に中国語を学ばせるためにはシンガポール」と移住先を選択した中田さんに対し、「さすがは先を見据えるユーチューバー」と感心する私なのです。