ドラマから学ぶー帰り際、どんな風に会話する?

「北京女子図鑑」(2018年)というドラマにハマっています。四川省の大学を卒業し、一旗揚げようと北京にやって来た主人公が、恋愛や仕事に奮闘する1話完結のドラマです。

先日エピソード13を見ていたら、そのまま使えるシーンが出てきたので紹介してみたいと思います。大家さんが主人公の家に尋ねてきて、要件を話し終えて帰るシーンです。

 

大家:那我先走了(1)/それじゃ、私は失礼しますよ

主人公:那我送送你(2)/じゃあ、お送りします。

大家さん:不用了不用了(3)你忙着吧/いいからいいから、あんたは自分の用事をやってなさい。

主人公:你慢走(4)/お気をつけて

 

この一連の会話、丸ごと覚えておくとそのまま使えて便利です。実際、帰り際はこのような会話になるのです。

(1)「我先走了」は(じゃあお先に失礼します)という意味で、おいとまするときや会社の帰り際にも使います。自分が客の立場なら「时间不早了,我该走了」(もうこんな時間だ、帰らなくては)。

(2)「那我送送你」別に家まで送ろうというわけでもなく、ロビーやエレベーターまで、玄関先まででもこのように言います。客が遠慮したり気の置けない友人なら「那我就不送了」(じゃあ、ここで)と言ってサヨナラしていいと思います。

(3)「你忙着吧」誰がどんなシーンで使うかにでニュアンスが変わりますが直訳すると「お構いなく。あなたは自分のことをやりなさい」という意味です。話を終えた上司は部下に「你去忙吧」(仕事に戻りなさい)と言います。

(4)「你慢走」誰かが帰る時、ドアから出ていく時にこの言葉を使います。会社でも使いますが後輩や仲良しの同僚なら「拜拜~」で済ませることが多く、「慢走」はお客さんや上司、同僚が出ていく時に使います。帰る時だけでなく、ちょっとコンビニまで行くときにも。

 

では明日会社で「我先走了」と「慢走」、使ってみてくださいね。