月餅パーティー報告(04年9月23日)

■年間スケジュール

今年の中秋の名月は9月28日でした。中国では月をかたどった月餅を食べる一家団欒の日だそうです。今回のパーティーでは、盧先生が月餅の作り方を教えてくれました。

月餅パーティー報告

まず、盧先生が薄力粉や強力粉、バターなどを量って各グループに配りました。月餅には主に2種類あって、盧先生が教えてくれたのは型抜きをしない、蘇州式の月餅です。日本でも売られている、木型で型抜きをした茶色い皮の月餅は広州を発祥として中国全土に広まったもので、蘇州式とはずいぶん違います。蘇州式は何層にも重なった薄いパイ皮でできていて、白くて上品な色をしています。盧先生の故郷は杭州なので、蘇州式の月餅が一般的に食べられているそうです。


今回教えてくれたのは盧先生と神野先生の二人です。神野先生は中国に6年もいたのに、作ったことがないらしいです。ということは、盧先生一人しか作り方がわからない。それなのに肝心の盧先生は「一年作ってないので、、、、。」なんて言って、みんなを不安にさせました。一年も作ってなかったら忘れてしまうんじゃないの?っと思って心配になったのですが、年に一度の中秋の名月を祝う月餅なので、考えたら一年に何回も作ってるほうがおかしいですよね。

作る皮は二種類。その皮を、重ねて丸めて伸ばして巻いて丸めてまた伸ばして、盧先生の言われたとおり見よう見まねでパイ皮を作っていきます。最初から少し面倒かもと思ったのは私だけではないはず。

でも難しかったのはここまでで、皮ができてしまえば、後は具を包んでオーブンで焼くだけでした。具はひき肉とねぎ、それと盧先生が中国に帰ったときに買ってきたザーサイです。切っていない丸ごとのザーサイだったので、ちょっとびっくりしました。

きれいに並べてオーブンに入れるとなんだかかわいかったです。焼き時間はだいたい15分くらい。ほんのり焼き目がついたところで取り出しました。焼きたての月餅はとってもいいにおいで、待ちきれないで食べた人は熱い、熱いと大騒ぎです。だから、盧先生が「熱いから気をつけてくださいね。」と言っていたのに、、、、。

なんて、そんな私も少し冷めたから大丈夫だと思って食べたら、中の肉汁で少しやけどをしてしまいました。みなさん、熱い月餅には注意してください!危険です。

月餅パーティー報告

少しやけどをしつつも、月餅パーティーは無事終了。食べ切れなかった月餅をお土産用に包んでもらって帰りました。今回はひき肉とザーサイの月餅だったので、今度は自分であんこを入れた甘い月餅にチャレンジしてみます。