私が中国で偽名「○○」を使う理由とは?

中国でレストランやホテルを予約するには、電話で自分の名前を伝えなければいけません。名前を聞かれたら、「我姓(Wǒ xìng)○○」(私の姓は○○です)と答えます。しかし中国人と日本人の苗字は異なるため、漢字の説明も必要になります。

 

例えば、あなたが中西さんという名前ならとてもラッキーです。

「我姓中西,中国的中(中国の中),东南西北的西(東西南北の西)」と伝えればよいからです。比較的伝わりやすいですよね。

 

例えば私ですが、中国語学習歴は長いものの、名前がなかなか通じません。もちろん発音が悪いせいもあるのですが、発音が難しくて伝えにくい苗字なのです。予約をしたレストランに行ってみると、予約ボードに私の名前が「日本人―○名」と書かれていたこともありましたっけ(汗)。

 

あなたの苗字はいかがですか?あなたは自分の名前の漢字を中国語で上手く伝えられますか?

 

でも、私にはある“秘策”があるのです。

それは、予約が必要なところで「田中」という偽名を使うことなんです(※私の名前は「田中」ではありません)。理由は、中国で「田中」と名乗っても、漢字を聞かれることがまずないからです。

 

1972年、周恩来首相と日中共同声明に調印して日中国交正常化を実現させた田中角栄首相のおかげで、中国で「田中」の名を知らない人はいないのです。

「名前が通じない~」と困ってしまうときは、「田中さん」になってみるのも一案です。

 

でもそんな事のないように、イーチャイナで先生に自分の名前をしっかり特訓してもらってから、堂々と“本名”で中国に行ってくださいね!