中国駐在12年目のHさんが今になって中国語の勉強をはじめた理由

日頃お世話になっているHさんは、日本人駐在員として日中を行き来しながらまもなく中国生活13年目を迎えようとしています。Hさんは最初中国語の勉強をしていたものの、中国に来てからは仕事が忙しいのと会社に日本語ペラペラの通訳(中国人スタッフ)がいるため、勉強が疎かになっていたようです。そんな彼がここにきて、また学校に通い出したのです。

 

その理由をきいてみると、Hさんは「通訳が訳する中国語に疑問を抱くようになった」と言うのです。彼が自分の身に起きたケースについて話してくれました。

 

ケース1:中国人スタッフ(通訳)と日本人駐在員との理解にズレがある

ケース2:中国人スタッフが“良かれと思って”自分の解釈を入れて通訳する

ケース3:中国人同士で嫌な雰囲気になりたくないと思っている中国人は多いため、こちらの望む通りに訳してくれない

ケース4:こちらが100言っているのに、10くらいしか訳しない様子を見て疑問を抱く

 

「これらが原因ではないか」と思われるトラブルや面倒は少なくないそうで、「なんとなくでも自分で通訳される内容を理解できていれば、そのようなことが防げる」と考えたそうです。

特にケース2,3の“国民性の違いが通訳に影響する”可能性については、私もよく理解できます。

 

「うちのスタッフは日本語がペラペラだから」と通訳を任せきりして安心していてはダメなようですね。