中国人はフレンドリーな人が多く、初対面でも気さくに話しかけてきます。しかも地方都市にいくほどその傾向は高まるようです。中国に行くと、タクシーに乗った時・麺屋やカフェに入った時・時にはエレベーターで乗り合わせた人から話しかけられることもあります。
この記事は、中国滞在歴15年の私がいちばんよく聞かれた質問TOP3を、実際に話しかけられたフレーズ“そのまま”でご紹介します。そして中国語ビギナーさん用に、いちばん簡単で無難な回答例をあげていきます。
これから中国に行かれる予定のある方はぜひ、これらの質問とあなたの答えを、頭の中でシュミレーションしてからお出かけしてみてください。
你是从哪里来的?お前、どこの出身だ?(お前、どこからきた?)
ピンイン:nǐ shì cóng nǎli lái de?
この質問は「お前はどこの国(地方)の人か?」という意味です。中国は広大で地域によってアクセントが違うため、私のように発音がヘタでも「中国のどこか辺鄙な地方からやって来たのだろう」と思われてしまうようです。
しかし、上海や北京など外国人が多い大都市では“你是哪国人?”(あなたはどこの国の人?):nǐ shì nǎ guó rén?”と聞かれます。 この質問に対する答えはひとつですね。
我是日本人 私は日本人です
ピンイン:wǒ shì rìběnrén
あなたが日本人だとわかると、タクシーを降りる際「アリガト」「サヨナラ」と、片言の日本語で挨拶してくれるドライバーさんも多いことでしょう。
オマケのはなし
上に挙げた3つの質問の他に
「你丈夫是中国人吗?」(お前のダンナは中国人か?)
「你怎么会说汉语呢?」(どうして中国語を話せるんだ?)
「你是住在这里还是来出差的?」(ここに住んでいるのか、それとも出張できたのか?)
なども、聞かれる頻度が非常に多い質問です。
なかには、「“コバヤシ”という人を知っているか?俺の知り合いで東京に住んでいるのだが」「僕は結婚したばかりで子どもを持つべきか迷っているんだが、お前はどう思う?」など、思いもよらないことをいきなり聞いてくる初対面の人も少なからずいて、そのたびに「これだから中国ライフは面白くてやめられない!」と思うのです。